183 名前: 名無しさん@明日があるさ 投稿日: 2006/09/25(月) 14:55:42
書かせてくれ。
大卒から勤続8年目。
俺は上司含め、同僚が苦手、というかあまり好きではなかった。
ワイワイと騒ぐ職場で馴れ合いもせず、
昼飯や飲みも付き合いはするが仲良い同僚なんてのもいなかった。
そんな俺の性格を理解してか、
周りもあまり俺に近づいてこようとはしなかった。(仕事外ではね)
ある日外回りから帰ってさっさと席につきコツコツと事務処理をやっていた時の事。
上司が近づいてきて、「○○く~ん、このあいだの件(極秘な)ゲットできたらしいな、よくやった!」
…普段どんないい事しても褒めもしない上司が、褒めた。
しかも超笑顔。
さらに部下が
「○○さん、明日某客先に行くんですけど、教えてもらえますか?」
って、普段怖がってか俺に聞かないで俺より下の奴に質問してるおちゃらけ若者が俺に質問してくる。
とどめに女の子がコーヒー持ってきてくれたり。
明らかに俺は優遇されすぎていた。おかしい。
この時期に昇進か?まさか転勤…妻子も家もあるのに。
って考えてたら。
やたら背の低い影が俺に近づいてきた。
息子だった…
びびって椅子からころげ落ちた。
どうやら幼稚園で父の仕事を発表する事があるらしい。
聞いてない。
のは俺だけで、嫁が事前に上司に許可もらってたと。
それで皆おかしかったのか、息子もなんだか嬉しそうだしいいのかな。
普段の俺を見たら寂しそうだなぁとか思ってただろうな。
その夜飲み会があった。今回の件、課長が根回ししてくれてたり、
うるさい若者が自ら話しかけにきたいと言った事とか、いろいろわかった。
泣いた。
それからは仕事に感情をだせるようになった。
仕事が、職場が楽しいと思えるようになった。
そして息子の発表会は行けなかったが、とても誇らしげに語ったみたい。
皆大好きだ!