名前:名無しさん 投稿日:2015年03月14日 11:46:32
それは中2から始まりました
クラス替えをし一緒になったFさんに恋をした
Fさんはスタイルがいいと男子の間でそう
囁かれていた
しかし私は違った
私とFさんは授業をサボるというかそういう
分かり合える部分もあったので少々
喋る事もあった
といってもFさんからがほとんどで
私から喋り掛けることはなかった
ただ喋っている時 心の底から楽しかった
なぜならFさんはとても優しかった
その優しさにいつまでも触れていたい
そういう風に思わせた最初で最後の女性だった
そう私はその優しさに惚れた
しかし3年生のクラス替え
Fさんとクラスがはなれる事になった
私は愕然とした
3年生に起こる出来事は全てが特別になる
Fさんと一緒にと思っていた
だがそれはまるで花のように切なく
思いは散った
そして何もないまま卒業式の日が迫っていた
そんな中、卒業式の前日卒業アルバムが
配られた
そしてみんなからのメッセージも書いてもらった
この時、決心した
Fさんにメッセージを書いてもらおう
他クラスだが書いてもらいたい
心からそう思い
私は初めて声をかけた
「メッセージ書いてもらっていい?」
とてもぎこちない口調だったが
Fさんは優しい笑顔で
「いいよ。 私のも書いてね。」
そう言ってくれた
書いてくれたメッセージは優しさが
あふれていた
私はとても嬉しかった
久しぶりにその優しさに触れられた気がした
卒業式の当日、いよいよFさんと会うのは
最後になってしまった
Fさんとは志望校が違うので会えないと思うと
とても辛くなった
卒業式が終わりグラウンドで個人での
写真撮影がはじまった
ここでFさんと写真を撮りたかったが
話しかける自信がなかった
だがある1人の親友が勇気を振り絞り
好きな女子に話しかけ写真を撮っていた
私はそこから勇気をもらった
そして私はFさんに話しかけた
「写真撮ろう?」
するとまた昨日と同じいやそれ以上の笑顔で
「いいよ」
Fさんはそう言った
そしてipodの内カメで2ショットで撮った
これが最初で最後の2ショット
それを思っただけで涙が出てくる
私は「ありがとう」
悲しみの感情を押し殺して
そういい彼女と別れた
今Fさんには彼氏がいる
それでも私は関係ない
私は彼女の事が好きだから
この思いを伝えられなかったことが
中学校生活1つだがとても大きな後悔
だがこの思いはいつか伝えるそう心に決めた
いつか会えるのだろうかと想像している
いつも2ショット写真を見る時、涙がこぼれている