最愛の妻の日記

今年に入って義母から、1年前事故で亡くなった妻の遺品送るねって小包が届いたんだけど、日記が入っててさ、いかにも女らしいもう2ミリくらいの小さい文字でぎっしり書いてあった。

俺と喧嘩したこととか、冗談交じりの文句とか幸せに思ったこととか、友達のこととか、いろいろ。
で、巻末のほうまでペラって捲ったら、○○(自分の名前)がしなきゃいけないこと10か条!って、いきなり文字がでかくなって書いてあってさ。

その一 ○○(俺の名前)の仕事をちゃんと理解して応援する!

その二 ○○が傷つく言葉は言わない!

その三 夜更かししないで○○の生活に合わせること!

その四 おいしいご飯を作る! ・・・・で、最後に

その十 何があっても○○と一緒に生きていく。負けないぞーって書いてあったんだ。
喧嘩して実家に帰ったとき書いたんだろうな。ただでさえ、俺の方が反省すること多かったのに。

毎日後悔の念に押し潰されて、この一年過ごしてきたのにって。
あいつ、ちゃんと分かってたんだなって。俺のこといっっぱい理解しようと頑張ってたんだなって。そう思ったら、一年歯句縛って、悲しむことから逃げて仕事に打ち込んできた自分が、なんてつまらない人間なんだろうって。

これ読んでたら、通夜のときの何百倍も心から哀しいって思った。
出棺のとき、もうこれ以上泣けないってくらい泣いたのに、体が震えて、口が渇くまで涙が止まらなかった。
もうダンボールに入ってる写真とか、妻が大事にしてたものとか他のなによりも、この紙きれ一枚が心の支えになってる。

こんな俺のことを支えようって思ってくれてありがとうな。
もっともっと自分を磨くから・・・見ててくれ。

こんなとこに書き殴ってスマソ