涙の意味

名前: 投稿日:2015年02月27日 13:47:59

 

私は、小中いじめられていて友達なんてできなかった。

高校生になってとうとう友達ができていつもが楽しかった。

2年生になってもメンバーが変わってもきっとなんも変わらないって思っていた。

でも、みんな静かだ・・・。

なにもしゃべらない。

私は、1年生の時一緒だった子と話していた。

初めての席替え。

最悪だ・・・うるさい・・うざい・・きもい・・。

人の悪口や性的な話をしていた。

私は、そんな話が大っ嫌いだった。

私は、紙に悪口を書き続けた。

 

次の日、バレていた。

私は、4人の女の子に囲まれて。

「なんなの?」
「きもい」
「こーゆうのうざい」
「死ね」

私は、言われ続けた。

先生が前にいるのに気にしなかった・・・。

先生なんて・・・。

私は、涙を流して走り出した。

それからは、怖くてクラスなんかに入れなかった。

みんなの視線が怖かった。

1年の時に仲良かった子も私から離れていった。

とうとう・・・私は、また一人になってしまった。

3か月くらい経ち2学期になって私は、自信を思って入るともちろんみんなからの視線はあった・・・だからいつもイヤホン付けて下を見ていた。

そんなのが2学期中ずっとだった。

だが・・・3学期になって私に話しかけてきたのは1年の時一緒だった1人のAちゃんだった。

それからは、一緒にいることが増えた。

 

だが・・・。

私の携帯が鳴った・・・。

「はい!」

「もしもし・・愛ちゃん?お母さんがね・・・病院で・・・」
がしゃ・・・。携帯が落ちた。私は、崩れた。

母さんは・・・信号を渡っているとトラックに轢かれたらしい。

病院についた瞬間亡くなったという話だった。

母さんなんて・・いらないって思っていた。

私を児童養護施設に入れといて子供ありの男性との交際を初めて・・大切なのは男性だった。

なのに・・・涙が止まらなかった。

それから、学校に行けなかった。

校門についても引き返してしまった。

私は、部屋から出ることはなかった。

 

久しぶりに学校に行って保健室にいると先生が30枚近くある封筒をもって入ってきた。

クラスの人からの手紙だった。

「クラス来て!つまらないんだけどww」

「愛ちゃん!話したい!!」

「お~~い!愛ちゃんいないとクラス成り立たないんだけどww」

みんなからの言葉に涙がこぼれた。

「ヴ・・・?・・・」

「いこ」

先生に手を引かれてクラスの前に立つ。

みんなは、真面目に授業を受けていた。

「あ!!!愛ちゃん!待ってたんだよ?」

Aちゃんは私の背中を押した。

私は、涙を流しながら笑顔で・・・。

「ただいま!」

「「おかえり」」